すずの日記

140字制限のないつぶやきみたいなものです.

精神科通い,始めました

この記事は
徒然 Advent Calendar 2020 - Adventar
の2日目の記事だよ!

去年の秋頃から続く私の体調不良について,ある程度症状が落ち着いた今,振り返ってみようかなーと思ったので筆を取った次第.

おや?吐き気がするぞ…

ことの発端は去年の10月中旬の胃腸風邪(?)から.午前の授業を終え,友人とご飯を食べた直後,猛烈な吐き気に襲われてしまったことから始まった.この日は午後の授業もあったけれど,大事をとって帰宅した.熱を測ったら微熱で,風邪でもひいたかなと.

この後1週間近く微熱が続き,大学をしばらくお休みしてしまった(こんなに大学休んだのは初かもしれない.我ながら真面目な学生だなぁ).

ここで例の金曜1,2限,1回でも欠席 or 20分以上の遅刻をかますと即落単という悪名高き†情理実験C†が待ち構えていたわけだけど,なんとか1週間休んだ甲斐もあって,当日の朝になってちょうど熱が下がるというファインプレーをすることができた.

「よっしゃーなんとかなるぞー」と安堵しながら電車に乗ると,なんとその日に限って人身事故で電車が止まるというアクシデントが.ひぃー.電車内で待機をしていたところ,さらに吐き気がやってきたため,急遽トイレへ駆け込み,それでもおさまらなかったので駅の救護室にお世話になった.

(駅の救護室を使ったのは初めてだったけれど,しっかりしたベッドと洗面台が完備されていて落ち着ける場所だったよ.駅員さんも優しく対応してくれるので,みんなも駅で急に体調が悪くなったら臆せず使おうね.)

1時間くらい休んでから病院へ行って,お薬と診断書をもらってその日は帰宅した.診断書があれば1回は†情理実験C†を休めるらしく,その権利を行使してことなきを得た.

翌週も微熱が続いたものの,なんとか実験の日には体調が戻ったため,無理やり体を引きずって登校することに.この日はなんとか大学にたどり着けたが,朝の電車に恐怖を覚えるようになっていた.

ここから春先までずっと胃腸の不良を引きずることになる.食べすぎる(というより腹六分目くらい?まで食べる)とすぐに吐き気がやってくるようになってしまった.ただでさえ痩せ気味の私が4kgの減量に成功したというとその壮絶さが伝わるだろうか.高校1年生の時よりも軽くなってた.こわっ.

満員電車への恐怖高まる

さて,春先から時を戻して,なんとか体を引きずって登校した次の回の実験の日に事件が起こる.1限に向けて電車に乗っていると,突然胃の中が掻き回されるような感覚に陥った.

これはダメだと悟った私は,各駅停車に乗り換え,20分以内で済む遅刻を確定させることと引き換えに座って大学へ向かうことを選んだ.

座って電車に揺られること10分,動悸と吐き気に手足の震え,寒気までやってくる体調不良オンパレードに見舞われていた.嫌な予感というのは的中してしまうものだ.今日も休むと落単が確定してしまうという恐怖から,そのまま耐え忍んでなんとか大学まで向かった.

実験室になんとか20分以内の遅刻でたどり着いた私は,顔面蒼白+手足が痺れた状態でぐったりしながら実験をこなした.よくあの状態で実験をやり切ったなと当時の自分を褒めてやりたい.

ここまで来たところで,私は気付いていた.これはパニック障害だなと.*1

私の場合は原因が朝の満員電車だとわかっていたので,翌週から1限のある日は大学近くの友達の家に前泊し,そこから通うようにした.これのおかげでなんとかパニック発作を回避することができた.

パニック発作,再び

満員電車を避ける工夫を続けて春休みになり,このまま症状を出さずに回復に向かうだろうと.思っていた矢先.大学で行われた某研究室のイベントに遊びに行った時に,突然吐き気と動悸に襲われてしまい早退する事態が発生してしまった.

今までは満員電車という場所さえ回避できれば症状は出ないと思っていたのに,それ以外の場所で出てしまったのではもう制御しきれないな,と思った私は,当日その足で病院の精神科を訪れる決断をした.

精神科に行って症状を説明すると,あっさりとパニック障害の診断が出た.その日のうちに,不安時(症状が出たときの緊急用)に飲む抗不安薬と胃薬*2を処方してもらい,心の平穏が訪れた.

それ以降,運がいいのか悪いのか,コロナウイルスの影響があって全ての案件がほぼオンラインになり,家から出ることがほぼなくなった.そのため,パニック症状の原因になりそうな事案から遠ざかることができ,穏やかな日々を過ごせている.不安時に飲む薬にも手をつけることなく,そのまま万が一のお守りとして機能している.

また,胃薬も順調に効き始め,ある程度の量なら吐き気なしに食べられるようになってきた.リングフィットで筋肉がついたおかげかもしれないが,体重も順調に戻ってきている.平穏な日々だ.

平穏な日々?

…とはいうものの,パニック症状自体は出なくなった代わりに,特に今年の春ごろは強い不安感に襲われて,勝手に涙が出たり夜に眠れなくなったりしていた.完全に平穏かと言われるとそうでもない気がする.(軽いうつ症状みたいなものが出ていたと思う).

せっかく通っているのだからと精神科の先生に相談もしたが,ある程度寝れているのなら問題はないと言ってスルーされてしまった.安易に薬を増やされて薬漬け生活,というのも嫌なので,先生の言うように寝れてるのなら大丈夫なのだろう,と自分を説得するなどしていた.

秋になった最近は,その反動かは分からないが仮眠の傾向が強く出ていて,12時間寝てさらに昼寝する,みたいな生活を繰り返している.その分不安感が出ることはなくなったので,必要な睡眠だと思ってたくさん寝るようにしている.すやぁ…(CV:水瀬いのり

現状の報告

いまだに食べすぎたり刺激物を食べたりすると吐き気に襲われることもあるが,普通の食事程度なら大丈夫になってきた.

また,精神科に通っているとは言っても,定期報告と胃薬をもらいに行っているようなもので,日常の一部と化すくらいには平穏なものである.

ただし,先生には毎回のように『無理しないでくださいねー』と言われているので,しばらくは現状のだらだら生活を続けようと思う.

*1:パニック障害とは,身体的な異常はないのに,特定の状況下(満員電車やひどい場合は外出時など)で突然動悸や呼吸困難やめまいなどの発作(パニック発作)を繰り返し,その不安感のために行動が制限されてしまう病気のことである.うつ症状も併発しがちらしい.

*2:私の飲んでいるものは,胃薬としての作用と同時に,抑うつ気分,強い不安感・緊張感,意欲の低下などの症状も改善してくれるらしい.不思議なお薬だ